足立無理心中の衝撃の核心 強く生きてくれ:世の中の動きを斬る 2008年

足立無理心中の衝撃の核心 強く生きてくれ

2008年02月16日

衝撃だった足立の一家無理心中事件の核心が見てきた。
下の記事を読んでいただくと、なんとなく流れが分かると思う。

事業は確かに行き詰っていたのだろう。
しかし金銭的には余裕があったと見られている。
そして家族は珍しいほど仲が良かったという。
仲が良かっただけに、道連れを選んでしまったのだろうか・・?

恐らく完全に追い込まれた心理状態だったのだろうが、誰かに相談できなかったのだろうか?
不動産会社の言葉を信じられなかったのだろうか? 自分で法律等を調べられなかったのだろうか?

逃げ道が完全に塞がれると、恐らく自殺しか道は無くなるのだろうが、絶望状態を打破する気力を失ってしまったのだろうか。
あまりに痛ましすぎる・・・

次男はまだ命を落としていなく、重態だがなんとか生き延びて欲しい。
両手が無い状態では、あまりに可愛そう過ぎるが、それでも生きて欲しい。 長男のショックは計り知れないが、強く生きて欲しい。

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(http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/123204/)

【衝撃事件の核心】一家殺害した家族思いの父親の「絶望」

 シャッターから溢れ出す血。切断された手首…。
 東京都足立区の機械修理・販売業、佐々木亨さん(52)方で11日、一家4人が死傷しているのが見つかった事件は、亨さんが無理心中を図った疑いが強い。
 遺書らしき文書には「家族を守らなければならなかったのに…」と悔恨の念が綴られていた。
 妻と母親を殺し、愛息の両手首を切り落とすという行為にかりたてた父親の「絶望」とは何だったのか。

 ■二男の両手首切断…ホラー映画のような惨劇

 固く閉ざされたシャッターの下から歩道に流れ出す赤い液体。

 「ペンキかしら?」

 11日夕、亨さん方の前を通りかかった近所の女性は首をかしげた。

 しかし、それが血液だと分かり、「ホラー映画を見ているようで、めまいがしたの。かかわりたくないと思って、すぐに立ち去った」。

 別の通行人の通報で駆けつけた警察官がシャッターを上げると、亨さんと二男(15)、母親の得子さん(85)が1階で、妻の和子さん(49)が2階で倒れていた。

 二男以外の3人はすでに死亡しており、和子さんと得子さんはナタで頭をたたき割られていた。

 両手を切断された二男は意識をもうろうとさせながら、救急隊員に訴えた。

 「おやじにやられた」

 ■前夜には普段通り晩酌…覚悟の遺書「葬儀出さないで」

 二男のそばには、血のついた刃渡り約20センチのナタが落ちていた。

 亨さん以外の3人には刃物を防ぐ際にできる傷があったほか、外部から侵入した形跡もないことから、警視庁では亨さんが無理心中を図ったとほぼ断定している。

 大学受験のために出かけていて無事だった長男(18)によると、前日の朝には遅く起床した得子さんを除いた親子4人でコロッケを食べ、夜には亨さんが晩酌をするなど、普段と変わらない様子だったという。

 直前まで営まれていた家族のだんらん。

 2階の踊り場からは、亨さんが親類に宛てて書いたとみられる遺書らしき文書が見つかった。

 《母親だけを連れていくつもりでした。家族を守らなければならなかったのに、どうしても、みんなを残しては…。葬儀は出さないでください》

 ■時流に取り残され 事業行き詰まる

 亨さんは父親の跡を継ぎ、1階の作業場で中古機械の販売・修理、ドリルや台車といった工具類の販売、バイクの修理などを手がけていた。

 だが数年前から、得意先の町工場が相次ぎ閉鎖するなどしたため仕事は激減。
 近くに大型ホームセンターやバイク店がオープンし、客足が遠のいたことも追い打ちとなった。

 「プレス機などはコンピューターのプログラムで作動するなど複雑化している。佐々木さんのところで直せないものが多くなった」

 10年以上前まで亨さんと取引をしていたという近くの町工場の男性経営者(58)はこう話す。

 「われわれ町工場の人間は時代の流れに応じて形態を変えていかないといけないが、佐々木さんはそれができずに、取り残された」

 1階のシャッターが閉まりがちになり、亨さんは周囲にこう漏らしていた。

 「ずっと開店休業中だよ…」

 ■4800万円で借地権売却 相場より高く

 事業不振であえぐ中、佐々木家に降ってわいたのが、自宅などの借地権の売却話だった。

 マンション建設計画で周辺の土地を買い進めていた都内の不動産会社が去年10月ごろ、亨さんに借地権の売却を打診。
 相場は2500万円程度だったが、亨さんは「4500万円ほしい」。
 その希望に沿うために、不動産会社は自宅向かいの倉庫の借地権も購入することにして、今月5日、約4800万円で売買する契約を結んだ。

 地主への借地権譲渡承諾料に必要な約300万円を除く、約4500万円が手に入ることになり、この日には約400万円の手付金も支払われていた。
 立ち退きをしたときに残金が支払われることになっていた。

 亨さんは担当者に「これで仕事を辞める踏ん切りがついた」とすっきりした様子で語ったといい、「和子さんも得子さんも手をたたかんばかりに喜んでいた」と会社関係者は言う。

 しかし、借地権の売却は暗転する。

 ■暗転「全部無くした」
 絶望の手紙をテレビ局に送付

 亨さんは事件3日前の8日、不動産会社に電話し、悲痛な声で訴えた。

 「倉庫の地主が売買を認めてくれない」

 関係者によると、不動産会社から契約を知らせる文書を受け取った倉庫の地主が8日、佐々木さん方を訪れ、「契約を承諾しない」と告げたという。

 佐々木家と地主には確執があったようだ。
 亨さんの父親が生前、借地権の更新料をめぐり、この地主とトラブルになったためで、地主は亨さんからの借地代の受け取りを拒否し、亨さんが法務局に地代を預ける供託制度を利用していた。

 亨さんから電話を受けた不動産会社の担当者は、仮に地主の承諾が得られなくても、裁判所の許可で借地権を売却できることを説明し、「大丈夫ですよ」と励ました。

 亨さんは怯えきった様子で、このときの電話が亨さんと不動産会社側の最後のやり取りになったという。

 《欲に目がくらんだ自分の責任です》
 《母親には車いすで生活できる家を、和子には好きな洋裁をする家を、子供たちには自分の部屋をプレゼントしたかった。全部無くしてしまいました》
 《死んでおわびします》

 日本テレビ(東京)に14日、亨さんが事件当日の11日に発送したとみられる宅配便が届いた。
 同社によると、14日の到着指定で、中には借地権の売買契約に関する書類とともに、亨さんが書いたとみられる手紙が入っていた。
 手紙の最後には亨さんの署名があった。

 不動産会社関係者は「契約に関する書類がテレビ局に送られたことで、契約が適正だったことが分かってもらえる」としている。

 警視庁の調べでは、亨さんには約2000万円の預貯金があり、犯行前にその一部を預けた口座の通帳を姉に渡していた。
 事業は行き詰まっていたものの、金銭的な余裕はあったとみられ、警視庁では借地権の売買をめぐる悩みが動機となった可能性もあるとみて調べを進めている。

 ■「かみさんは宝物を産んでくれた」…家族思いのはずだったのに

 「子供が生まれたときなぁ、自分の赤ちゃんはこんなにかわいいのかと思ったよ。かみさんは宝物を産んでくれた」

 亨さんは一昨年11月、東京・池袋で開かれた中学校の同窓会で、旧友を前に目尻を下げてこう話していた。

 家族おそろいのヘルメットでサイクリングにでかけたり、子供たちが買い物や仕事の手伝いをしたりと、「珍しい仲の良さ」(住民)は近所でも評判だった。

 同窓会で亨さんは、和子さんが亨さんや息子の髪を切りそろえてくれることも話し、「お袋の面倒もかみさんが全部みてくれてる。かみさんには頭が上がらないよ」。

 同窓生には、家族思いだった亨さんの印象が強く刻まれている。
 同窓会に出席した女性(52)は「あんなにのろけていたのに、家族に手をかけるなんて信じられない。あの、優しくて…」と涙で声を詰まらせた。

 両手首をナタで切り落とされた二男の容態は、いぜん重体だという。

2008年02月16日|コメント (0)トラックバック (0)

カテゴリー:ザ・事件

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